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赤坂整形外科

院長のオリジナルの考えをのせています。今までの考えを残してゆくつもりで筆を執りました。読み物だと思ってください。
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痛みの治療に携わってわかってきたこと
8、痛みは気から 治療編1

 お待たせしました。いよいよ、治療に関してのお話です。
 いろいろ、痛みに敏感になっている状態などをお話しましたが、では、そのような状態では、どのような治療がよいのでしょうか?
 現代の医学では、痛みにどれだけ敏感になっているか具体的にわからないと同じように、痛みに敏感になっているときの治療は何がよいかということもわかっていません。経験上、こうすることが大事だと思うことを述べてみます。
 まず、ご自身で行えることからお話します。もちろん、痛くなるような日常生活動作を続けていると改善しません。医師から行わないように言われたことは守ってください。その上で、ご自身が、どれだけ痛みに敏感になっているかはご自分ではわからないと思われますので、ある程度の期間、治療を受けても痛みが良くならないようでしたら、次のことを心がけてみてください。
 痛みは”気“からですから、”気“を痛みからそらすことです。
 実際、痛みが長引いて、長期間、通われている方で、膝が痛くなると、腰が楽になる。膝が楽になると、今度また腰が痛くなると、痛い箇所に気が集まると、別のところが楽になっています。つまり、痛みそのものから別のことに気をそらすと痛みが楽になるいうことです。
 日常の生活を送っている上で、気にかかること、気が滅入ること、悩んでいることはありませんか?いつもいらいらして落ち着かないことはありませんか?疲れが溜まっていて、体調が悪いことはありませんか?ひどいアレルギーに悩まされていることはありませんか?これらすべて、気の流れを乱し、痛みを敏感にさせている要素と考えます。
 実際には、難しいかもしれませんが、これらを避けるように、改善するように、気を別のところに持ってゆくようにすることです。何でもよいから、別のものに、気をむけるということです。
 精神的にも肉体的にも苦痛と思うことは、(仕事上でも、対人関係でも、すべて含みます。)痛みを抑える神経の伝達物質を減少させます。痛いのに、無理に使っていて痛みがなかなか治らないのは当然ですが、痛みが長引いて、なかなか治らないとき、思い当たることがある方は、それらを避けることが重要になります。
 充実できること、楽しいこと、満足できること=生きがいとなるようなこと を見つけることが重要です。(=うつ病の治療と同じと思います)それは信仰でもかまわないです。逆に、満足している、充実している生活を送っている方は、痛みに敏感になりにくいと考えます。
 穏やかな生活を送ることがよいと考えます。無理があるかもしれませんが、緊張することは避ける。いらいらするようなことは避ける。気を使うことは避ける。気になったことを、くよくよ考えないようにする。など。

 ただし、同じ姿勢でずっと集中することは好ましくありません。パソコンは楽しいので、座って、パソコンをやり続けることか、本を読むのが好きなので、ずっと立ち読みをし続けるなどです。適度に動くこと、姿勢を変えること、運動することも、気の流れをよくします。
 運動は、気の流れを改善して、痛みも敏感になることを避ける作用があると考えています。ただし、痛みや精神的苦痛を伴う運動はだめです(つまらないと思うものはだめ)。行って楽しいと思うことが重要です。何でもかまいません。散歩でも、体操でも。
 一般に、運動=体を動かすことは、筋肉の血行をよくする、関節を保護する筋力を鍛えられる、関節液の流れを良くして潤滑をよくする、などの作用で、ある程度痛みが楽になったら、さらに改善する方向に持ってゆくと考えています。痛い=安静ではないということです。急に痛くなって、つらいとき(=急性期)には必ず安静が必要です。(この時期に動かしていると最悪な結果です)固定が必要なとき、包帯や、ギブスで固定することもこの意味です。しかし、急性期が過ぎても、(=亜急性期)さらに安静や、固定をし続けると逆に回復が遅くなります。骨が弱くなったり、関節が固くなったりします。この時期にも、可能な範囲で、動かすことを指導しています。この方法がうまく行くと、後で関節が動かなくて大いに困ることが少ないのです。(一度動かなくなった関節を元にもどすには、非常に時間がかかります。)ただし、動かし方や範囲があり、勝手にむやみに行うことは逆効果です。
 運動を行って改善する方法は、開始時期、程度(回数)、やり方が難しく、人それぞれ違う事。患者さんの状態も診ずにこの方法が良いです と決められないこと。したがって、ご自身が自分で行ってみて、このぐらいすると楽になると覚えることが必要です。その人にあった運動には、“気”を改善する作用があると理解してください。

 以上のことをまとめます。痛みが長引いている時は、ドパミンと脳内麻薬を増やすように、充実できること、楽しいこと、満足できることを行うようにして、気が滅入って塞ぎこむようなことはくよくよ考えないようにし、いらいらすること、気を使うこと、緊張することは避けるようにしましょう。適度に楽しいと感じる運動を行いましょう。
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