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赤坂整形外科

院長のオリジナルの考えをのせています。今までの考えを残してゆくつもりで筆を執りました。読み物だと思ってください。
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腰痛でわかってきたこと
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の話3

66、骨が弱くなったときの症状は?

 骨が弱くなると、背中が丸くなる、骨折しやすくことはお話しました。他にどのような症状が出るのでしょうか?

 症状が全くない方も多いと考えます。
 全く何も症状がないのですが、骨密度を測ってほしいと来られる方の中に、骨粗鬆症になっている方もいます。そのような状況で来られる方はまだまだ少なく、症状がないのなら、普通、病院に来ない と考えるからです。
 背中が丸くなるのは、骨粗鬆症がある程度進行してからです。起こりはじめに(=急に骨がどんどん弱くなっていく時期)急になるわけではありません。背骨の前の部分がつぶれてくると背中が丸くなるとお話しましたが、これは、圧迫骨折といって背骨の骨折のひとつの形です。

 骨粗鬆症が進むと、しりもちなどの明らかな外傷がなくても、自然にいくつかの骨がつぶれます。背骨はいくつもの短い骨がつながっていますので、ひとつぐらいつぶれただけでは、通常背中は丸くなりません。(極端に前の部分だけつぶれるとその部分で曲がる=丸くなる方はいます。図2)したがって、いくつかの=何箇所かの骨がつぶれてきて、次第に背中が丸くなります。(図1)しかし、背骨の形は保たれているにもかかわらず、椎間板が悪くなって、その厚みが少なくなったときも、少し背中が丸くなる方がいます。(図3)背中が丸くなりだした=骨粗鬆症とも限らないのです。
 骨折するのも、手足が折れるのは、転んだりしないとわからない場合がほとんどです。上述した背骨がつぶれる圧迫骨折も、しりもちを激しくつく、腰を打つなどの怪我をして起こります。自然に起こるのは、骨粗鬆症が進行してからです。つまり、通常、怪我をしないと、骨粗鬆症になっているかどうかわからない ということになります。

 前回お話した、骨折しやすい箇所です。骨皮質が薄く、海面骨が多い部分です。背骨も骨皮質が薄く海面骨が多い骨なので、つぶれ(圧迫骨折)やすいのです。この中で、股関節部分の大腿骨の骨折は要注意です。(赤丸) 大腿骨頚部骨折といって、30年以上前は外科で手術しないで放置されて、歩けなくなる方が大勢いました。私の祖母もこの骨折で歩けなくなり、後から整形外科で手術をしたのですが、とき既に遅く、結局歩けずに、寝たきりで10年ぐらい過ごしました。今は、整形外科の治療が進んでいますので、歩けなくなる方は少ないのですが、それでも歩けなくなる方もいますので、要注意の骨折です。
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