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赤坂整形外科

院長のオリジナルの考えをのせています。今までの考えを残してゆくつもりで筆を執りました。読み物だと思ってください。
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腰痛でわかってきたこと
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の話4

67、骨が弱くなったときの症状は?パート2

 前回、初期には、症状が出ないことが多い。怪我をして始めてわかる方も多い。とお話しましたが、経験上、症状が出ている方のお話です。

 では、痛みなどの症状は?
 実は、あなたの痛みは骨粗鬆症の痛みです。と断言するのは難しいのです。骨粗鬆症の本で、このような痛みが出ます。と痛みに関して詳しく述べている本は私は見たことがないのですが・・・
 整形外科医の中で骨粗鬆症の痛みとしてよく知られているのが、朝起きたときだけ、腰が痛い 動いているときはなんでもない という訴えです。しかし、これも骨粗鬆症の痛みとは限りません。腰痛が治る直前の方で、朝だけ腰の痛みが残る方も多いのです。

 私の経験上、以下のごとくです。
 痛む場所は、重力がかかる、体重ののかかる、背中から腰、下肢の痛み が多いこと。

 骨が弱い=骨を痛めやすいため、急に腰痛が起こったときの特徴として、歩いていると動きはよいのでわからない。しかし、いったん寝ると、痛くて向きが換えられない=寝返りが打てない、起き上がれない などの症状がでます。=腰椎の前方部分の椎体を痛めるとこの症状になります。同じく、前方部分に当たる椎間板、仙腸関節を傷めても同様の症状になります。
 歩くと、腰や、下肢が痛くなる。休むと楽になってまた歩ける。
 腰椎の椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、下肢の閉塞性動脈硬化症などと同じ症状です。これらの三つの病気は、片方の下肢の一定の部分に痛みが来る のが特徴です。
 最初に経験した患者さんは、片方の下肢の症状でしたので、当然これらのどれかの病気だと考えて、治療行ったのですが、一向によくなりません。これらの病気は、MRI検査でわかります。が、検査であまり異常が出ませんでした。もしかして、と考えて、骨密度測定検査を行ったところ、骨粗鬆症になっていました。これは骨粗鬆症の症状であるはずがないと半信半疑でしたが、骨が壊れることを抑える作用の内服薬を追加したところ、どんどん症状が楽になったのです。
 つまり、骨が弱いのですから、使って負荷がかかれば(=歩けば)痛くなる ということです。片方の下肢に来たことが診断を遅らせましたが、上記三つの病気の裏に、骨粗鬆症が隠れている場合がある ということです。

歩くと、使うと、腰や下肢が痛くなる。両下肢が痛くなる。日によって、下肢のあちこちが痛くなり、訴えが一定でない。
 この場合、上記三つの病気では説明が付きません。この三つの病気では、いつもだいたい同じところ、あるいは神経血管の下肢の走っている部分に沿って(下肢のこの部分とおおむね決まっています。)痛みが来ます。

 ただし、仙腸関節障害、大腰筋障害(図の赤い筋肉、そのすぐ後ろにあるのが仙腸関節)などの骨盤の部分で出る症状(=腰脚症候群と呼ばせてもらいます。)も同じように動きます。骨盤の神経の走行部分には、多くの神経(図の黄色緑のライン)が集まっているため、脚のどの部分に痛みが出てもおかしくありません。いずれにしても、治りが悪いときは、骨密度測定を行って、骨粗鬆症になっているかどうか検査をお薦めします。

 痛みの出方として、朝起きるときに痛い 使っていると痛い、(歩くと痛い、前かがみで痛いも使うと痛いに入ります。)などですが、月単位、年単位の長い目で見ると、常に痛みが出ているわけでもありません。一年に一度、半年に一度、腰痛を繰り返す方にも、骨粗鬆症の痛みの方がいますので、繰り返す腰痛の方は検査をお薦めします。

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