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赤坂整形外科

院長のオリジナルの考えをのせています。今までの考えを残してゆくつもりで筆を執りました。読み物だと思ってください。
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腰痛でわかってきたこと
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の話5

骨粗鬆症の痛みがはじめて出るときの状況は?・・・これもどの本にも載っていないと思います。私の経験上の意見を述べます。

68、骨がどのような状況のときに痛みが出やすいのか?

 骨は生きている組織ですので、古くなると壊され、新しくまた骨が造られています。壊れる方が多くなり、造られるのが間に合わないと、どんどん骨が弱くなります。この、壊れる方が多くなって、骨がどんどん弱くなってくる時期に最初に痛みが出てくると考えています。骨密度測定(当院では踵で、超音波で測定する装置を常備しています。ホームページ参照)は、現在の骨の密度、量を測定できますが、これから、どんどん骨が弱くなってゆくのか、あまり弱くならないのかは、わかりません。それには、骨がどのくらい造られている状態か、どのくらい壊されている状態か を測る必要があります。血液と尿の特殊検査(通常の健康診断では行っていません)でこれがわかりますので、骨粗鬆症の痛み が疑われた場合、この検査を加える必要があります。

 急に骨が壊れてゆく場合、年齢が、60代以上の女性の方が多い印象ですが、40代、50代の女性の方にも見られます。中には、もっと若くても起こり得ます。このような方は、骨密度検査で、年相応の骨の強さよりは、同じレベル(平均値)以下の方が多いので、疑わしいときは、血液と尿検査をお薦めしています。

 一方、年齢が、70代、80代になると、少しずつ骨が弱くなっていく状態の方が多くなります。骨密度も年相応より低いのですが、骨が造られる状態が低下していて、骨が壊れる状態は、正常にもかかわらず、骨が弱くなります。64でお話した、骨の機能が全体的に悪くなってきて、貧血(血液は骨の中で造られています。)の方も診られます。このような状態の方も痛みが出てきます。

骨密度検査だけでは、安心できない。

 骨が壊れてくるときに、痛みが出だすのなら、その時点ではまだ、骨密度が低くなっていないことは考えられます。したがって、年相応の平均値では安心は出来ない。ということはわかると思います。
それ以外にも、経験上、体の骨の場所によって、骨密度、骨量が違うことがある のです。
 
 踵で測定して、骨密度が年相応の平均値より、20〜30%近くも高い値方の中に、どう見ても背骨は、圧迫骨折が多発していて、骨粗鬆症の方がいました。ここに転院する前は、手のレントゲンで測定していましたが、やはり、同様な印象です。多くの方は、背骨と、手や、踵の骨密度は一定と考えていますが、中には、違う方もいるのです。踵は、歩くことで重力がいつもかかり、刺激をいつも受けていますので、骨が弱くなりにくいと考えています。手の骨量よりも、踵の骨量のほうが若干多い方もいるのも事実です。背骨に痛みが出やすいので、背骨で測ることが、一番確実ですが、残念ながら、背骨での骨密度測定装置は、高価で、器械を設置するスペースも必要で、あまり普及していません。

 手や、踵で、骨密度を測定して、年相応の平均より高い値が出ているからといって、安心はできないということです。急に骨が弱くなり始めるときは、骨密度はまだ減少していないこと。背骨よりも高い値の方がいるということ。だからです。逆に、踵で骨密度が、年相応の平均より低い値が出たときは、骨粗鬆症になり始めている と考えてください。踵が一番骨が弱くなりにくい と考えられるからです。
| 腰痛 | 19:40 | - | - | - | - |