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赤坂整形外科

院長のオリジナルの考えをのせています。今までの考えを残してゆくつもりで筆を執りました。読み物だと思ってください。
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腰痛でわかってきたこと
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の話6

69、骨粗鬆症の行き着くところ

 骨がどんどん弱くなると最後はどうなるか という話です。
 内臓が丈夫ですと、かなり長寿になるこの頃ですが、今度は、だんだん歩けなくなるという問題が出てきます。よく、90歳にもかかわらず、元気に山道を歩いている方のテレビを見ますが、この方が、100歳を超えたときに同じように動けているかというと、そうとも限りません。歩けなくなるのはどうしてでしょうか?病気ですと、腰部脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症、脳動脈硬化症(脳梗塞)などが考えられますが、歩けなくなるすべて方が、これらの病気になっているとは考えられません。ひとつは、筋力が弱くなること、もうひとつは、骨が弱くなること、 これらのために最後は歩けなくなるのだと考えています。骨粗鬆症は骨折を起こさなければ、進行しても症状が出ないことも考えられます。症状が出たときは、歩けなくなっているとき、の方もいると考えています。
 ですから、長生きになればなるほど、骨が弱くならないように、筋力が落ちないようにしないといけないのです。筋力も大事です。筋力があれば、筋肉が付いていれば、転びにくくなりますし、転んだときに、骨が弱くなっていたとしても、骨の損傷(=骨折)を抑えるようにカバーできるのです。最近は特に、高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病(=成人病)が注目され、胴回りの太さなどが問題となって、太りすぎはよくないということばかりが言われます。確かに脂肪ばかりが付いていて太っていることは、よくありません。体重が重くなって、腰や、膝、股関節、足関節に余計負担がかかって痛みが出やすいことも事実です。太りすぎの方は、整形外科医からもやせなさい。といわれている方も多いと思います。通常、やや太り気味の普通の体格の方ですと、5キロやせると身が軽くなって、脚腰の負担が軽くなり、快調になります。逆に、普通の体格の方で、5キロ太ると体が重くなって、脚腰に負担がかかって痛みが出やすくなることも事実です。ただ、これは、年齢とともに徐々に太ってくる場合ではなく、3ヶ月、半年などの短期間で、急に太ると、こういう状況になるのです。
 私は、年を取って、やせている方が逆に要注意と考えています。年を取ってやせている方は、ぎすぎすです。骨皮すじ衛門で、筋肉もなくなってしまっています。(皮膚のしわも目立ちます。)このような方は、どんなに注意をしても、年とともに骨は自然に弱くなってきますし、動きがよいと怪我は付き物です。転んだときに、骨にもろに荷重がかかり、骨折してしまうのです。(勤務医時代に経験した、歩けなくなる原因で要注意の大腿骨頚部骨折(股関節の部分)を起こす方は、太っている方ばかりでなく、やせてぎすぎすの方も多かった。という印象です。)たとえ筋力がなくても、まだ脂肪があったほうが、クッションになると考えてください。

年とともに、年相応に少しずつ太ってきて、程よく脂肪があったほうがよい。筋力はあったほうがよい。=程よく運動していた方がよい。がよいと考えています。
| 腰痛 | 09:13 | - | - | - | - |