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赤坂整形外科

院長のオリジナルの考えをのせています。今までの考えを残してゆくつもりで筆を執りました。読み物だと思ってください。
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足部の痛みでわかってきたこと
90、外反母趾と前足部の痛み1



足の前の部分の痛みは、赤印の部分に多く診られます。中足骨の部分は、足の甲に当たります。

まず、一般的に言われていることは、


中足骨の足先の部分の関節を横につないで、支えている靭帯(=靭帯よりは弱い組織なので支帯と呼ばせてください。)が弱いため、体重を載せることで、通常より左右横に広がることです。これを開張足といいます。
土踏まずのアーチが、足の縦のアーチに対して、この部分は、横のアーチを作ります。この足の甲の先端の関節を横につないでいる支帯は、この横のアーチを支えています。この支帯が弱くなると、体重が足先に載るたびに、この部分が左右に広がり、横のアーチが崩れます。そうすると、普通よりも、足先の中央部に体重がかかり、その部分の関節の痛みや、足の裏には、その部分にたこや、魚の目ができるようになるのです。
また、足の甲の先端の関節は、足の指の付け根の関節にあたります。この部分が左右に広がると、足の指、特に、親指に当たる1趾と、小指に当たる5趾は、左右にそのまま広がる形になります。ところが、靴を履いていると、広がることが出来ず、足の中央部に向かって圧迫されるようになるのです。このような状態が続いて出来るのが、外反母趾です。(=小趾内反)
補足
第1中足骨が赤矢印の方向に広がると、第1趾は、足の中央部の逆方向に押されて外反母趾になるのですが、中足骨の付け根(甲の中央部)の楔状骨(けつじょうこつ 図より上方に位置するので、見えていません。)も広がるように負担がかかる場合があり、前回お話したように、痛みが出る方がいます。

前足部の痛みや変形が起こりやすくなる開張足の原因

1、横アーチを支える靭帯(=支帯)が弱くなることが、その主な原因と考えていますが、この支帯が、体質的に弱い女性が、なりやすい印象です。リウマチの方は、炎症により、この支帯が弱くなり、開張足から外反母趾になりやすくなります。

2、外反母趾は、第1中足骨が長く、第1趾が、2趾に比べて長い方が、なりやすくなります。(エジプト型の足といいます。手術になるひどい方は,この骨を短くしますので,形がよくなります。)2,3趾の付け根の関節が痛くなる方や、その部分の足底にたこや魚の目が出来る方は、中足骨の長さが関係しているかどうかはわかっていません。今、計測している先生がいますが、経験的な印象としては、短い、長いに無関係のようです。

次は、私の経験上から、考えていることです。


3、ひどい外反母趾の方の特徴として、足の指(=足趾)の、特に1趾の関節の曲がる力が弱くなっています。変形の結果として、1趾を曲げる腱がうまく働なくなるため、曲がりが悪くなりますが、曲げないでいると、機能が衰えて、より変形しやすくなると考えています。手の指は、努力しなくても、広げて次に、指の関節を曲げて物をつかむことが簡単に出来ます。ところが、足趾は、物をつかむ必要がないため、普通の歩くだけの生活だけでは、その機能が退化してゆきます。そして、物を掴みにくくなるだけではすまずに、ついには、趾の関節が曲がらなくなってしまうのです。

4、3に関連して考えると、物を掴む力がなくなる=筋力が弱くなるということです。どこの筋肉かというと、中足骨の間にある筋肉です。足の中にある筋肉が、足趾を動かして、踏ん張ったり、物を掴んだりする役目をしています。この筋力が弱くなっていると、開張足になりやすくなり、外反母趾や、2,3趾の付け根の関節痛や、その部分の足裏の、たこや魚の目ができやすくなるということです。
| 足痛 | 12:58 | - | - | - | - |