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赤坂整形外科

院長のオリジナルの考えをのせています。今までの考えを残してゆくつもりで筆を執りました。読み物だと思ってください。
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足部の痛みでわかってきたこと
91、外反母趾と前足部の痛み2

まずは、一般的に行われている治療について

1、装具による治療

 外反母趾用の装具は、売っている物もいくつかあります。私は、所沢に住んでいるので、少なくとも、西武デパートのロフトには売っていました。東急ハンズや、大きなスポーツ用品店にもあると思います。勤務医時代は、義肢装具製作業者に病院に定期的に来てもらっていましたので、いろいろ造っていましたが、今は来てもらっていませんので行っていません。


A,形を矯正する装具
 簡単なものは、シリコンゴム?製の1趾(=母趾)と2趾の間に挟むものがあります。軽い外反母趾の方は、これを挟むだけで、ある程度矯正になります。靴の中に入りますので、常時着けることが出来ます。
 本格的に矯正するものは、硬いプラスティック製で、前足部につけて、母趾を内側=足の中心より離れる方向に引っ張ります。かさばりますので、靴の中に入りませんし、体重をかけていると、壊れる可能性もあり、夜間に着ける装具になります。常時着けられませんので、これ単独だけでは、効果が不充分と考えます。

B,足底に着ける装具
 前足の足底の中央部に、中足骨パッドと呼ばれるふくらみをつけた足底板装具です。こちらは、開張足をサポートする形になります。同時に土踏まずを高くしてもよいです。歩くとき、つまり昼間につけます。母趾の形の矯正力はありませんので、同時に、母趾と2趾の間に挟む装具を使用するのが理想です。
 さらに、夜間は、プラスティック製の矯正装具を着けると、ベストと考えますが、3種類購入しなければなりませんので、お金がかかります。

さらに完璧を期すなら、靴も足の形にあったものがお薦めです。
C,外反母趾用の靴
 母趾が圧迫され変形が来ないように、先が丸くなった感じの靴です。既製品もあります。専門の靴屋で、オーダーすると、非常に高価ですので、義肢装具製作者に作ってもらうほうが、安上がりです。(足痛の80、足底板に代わるもの2で述べました。)これですと、中足骨パッドも底につけられますし、土踏まずも挙げられますし、母趾と2趾の間にはさむ装具も着けてはくことが出来ます。母趾の形の矯正にはなりませんが、足にフィットすると、歩くときにかなり便利です。

 ただし、あまりに変形が強い方は、これらの装具療法では、対処できません。矯正する装具を着けると、当たっているところが、すれて、傷になってしまいますし、逆に痛みも出てきて、着けることが出来ないのです。
 そのような方は、もはや手術しか治す方法がないのですが、形がかなり悪くても、あまり不便なく日常生活を送れる方も多く、放置している方も大勢みられます。痛みが強く、日常生活に不便を感じている方が、手術を考えればよいと思います。

2、外反母趾の手術は、術後の回復に時間がかかる

 手術自体は、なれている先生なら、あまり時間もかからないのですが、通常、骨を切って、矯正して、またつなぎますので、その骨がつくまで、時間がかかるのです。普通に歩けるのに、手術後6週以降になり、運動に復帰するには、3ヶ月位見る必要があります。まして、同時に両足手術すると、手術後、数週間歩けなくなります。(=車椅子移動です。)
 足の見た目は、第1中足骨を短くして矯正すると、形が非常によくなり、大変喜ばれます。整形外科の中で、唯一、美容外科的な感覚のある手術です。ただし、若い女性で、外反母趾の見た目が悪いので、手術で治してください と来院された方もいましたが、手術後の回復に非常に時間がかかるため、仕事や、日常生活に差しさわりがでて、通常は、美容外科的な感覚ではできません。
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