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赤坂整形外科

院長のオリジナルの考えをのせています。今までの考えを残してゆくつもりで筆を執りました。読み物だと思ってください。
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足部の痛みでわかってきたこと
92、外反母趾と前足部の痛み3

今回は、私が行っている治療を述べます。

 当院で行っている超音波治療や、トリオ治療、スパーライザー治療などは、小さい範囲の局部に行うことが出来ますので、これらを受けることで、痛みが早く治っています。
 装具を用いる治療の代わりに、前足部をサポートしたり、矯正したりして、痛みを和らげる目的で、簡易テーピングを行っています。
 テーピングの利点は、装具と違って、ひどい変形の方でもつけられます。
歩くときも、寝ているときも、区別なく着けられます。ただし、矯正力は強くありませんので、テーピングをしていても、変形を進めるようなきつい靴を履いているのなら、意味が余りありません。また、かぶれる方は、残念ながら、つけることができません。

1,横アーチを支える簡易テーピング

 横アーチがくずれて、開張足となり、いろいろ障害となるなら、それが崩れないようにテープで固定します。ただし、この方向にテープで引っ張ると、痛みが増す方もいますし、足底のパッドがないほうが楽な方もいますし、逆の方向に=逆方向のアーチを作るように引っ張ったほうが、楽になる場合もあります。
 固定は、体重が載るときのアーチを支えるのが目的ですので、横アーチのサポートだけでしたら、夜寝ているとき以外に行いますが、次の矯正目的のテーピングとともに、常時着けておくのも効果があります。

2、外反母趾や、足趾の変形を矯正するテーピング

 横アーチを支えるテーピングにプラスして、曲がっている足趾の変形を、矯正する方向にテープで引っ張るように固定します。母趾に限らず、2,3、4、5趾に行うことも出来ます。こちらの固定は、矯正目的ですから、常にし続ける方がよいです。1年以上続けて、足趾の変形がかなり改善した方もいますので、この簡易テーピングだけでも、しつこく行い続ければ、変形が改善する可能性が高いのです。

 症状が軽い方は、テーピング無しでも超音波治療、トリオ治療、スーパーライザー治療と、しっぷ薬を使うぐらいで充分ですが、
+以下のことが予防にもなり、痛みが改善したら、同時に行うことが重要です。

3、筋力トレーニング
 筋力が弱くなって、横アーチがくずれるのなら、筋力を回復させることが重要です。
 痛みが強いときは、安静と、テーピング、+しっぷ、痛み止めの内服などをおこない、痛みが和らいできたときに、行い始めます。体重をかけずに行える、足趾を伸ばして広げる運動と、物を掴む運動から開始します。タオルのような薄いものからはじめて、つかめるようなら、毛布のような厚手のものを掴む練習をします。(前回の開張足の原因の3を改善する、足趾の関節の曲げる運動になります。=足の甲の中の筋肉のトレーニングになります。)
 さらに痛みがなくなってきたら、爪先立ちの練習を加えます。足趾に力を入れ踏ん張るように行う(これも前回の開張足の原因の3を改善する、足趾の関節の曲げる運動になります。=足の甲の中の筋肉とともに、足のアーチを支える下腿の筋肉のトレーニングになります。)ことが大事です。片足ずつ、30秒ずつ爪先立ちを保つように行ってください。力を入れ続けることが大事です。やりすぎもよくありません。歯を磨きながら行ってみてください。1日左右2回ずつで充分です。2.3ヵ月後に力がついていればOKです。
 トレーニングをして、痛みが強くなる場合は、やりすぎや、回復状況がよくないのに、早く始めすぎたためなどが考えられます。トレーニングを軽くしてください。

 これらの筋肉トレーニングは、前足部の痛みとは限らずに、すべての足の痛みに有効です。踵周囲に痛みがある方は、さらに、片足の踵立ちを、30秒ほど持続的に行うことを加えます。ただし、痛みが治まってから出ないと、痛みが悪化する可能性がありますので、注意してください。

補足
A,片足での爪先立ち、踵立ちは、実は、腰椎の椎間板ヘルニアなどにより、下肢へ行く神経が圧迫されて、筋肉麻痺があるかないか調べる診察方法のひとつです。左右比べて、片方だけが、力が入りにくいときは、神経が圧迫されて、麻痺している可能性もあるということです。

B,大学の大先輩である、足の外科専門の 井口 傑 先生がテレビで話されていた、足趾を曲げたり伸ばしたりして(=足趾を尺取虫のように動かして)、その力で床を掴んで前進する運動ができれば、まず、足の痛みとは無縁でしょう。慢性的に痛い方や、外反母趾などの変形が進んでいる方は無理だと思いますが、足の痛みや障害が来ないようにするためには、究極の目標となる運動です。是非試してみてください。

C,魚の目を取っても、足の形が変わらない限り、また出来る

 魚の目に、スピール膏と呼ばれるものをはって、数日間ふやかしてから、ほじるように目を取ります。麻酔無しでも、あまり痛みもなく、うまくいきますと、かなりきれいに取れて、一時的には治るのですが、時間がたつと、また同じように出来てしまいます。それを防ぐには、その部分に、体重の負担がかからないようにすればよいのですが、簡易テーピング矯正固定を行うだけでは不充分なようです。患者さんがそのことを理解して、しっかり行い続けられないこともあります。より強力に、足の形を矯正したり、体重が載らないような工夫も必要ですが、それを患者さんが行い続けることもまた大変と考えています。
| 足痛 | 10:39 | - | - | - | - |