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赤坂整形外科

院長のオリジナルの考えをのせています。今までの考えを残してゆくつもりで筆を執りました。読み物だと思ってください。
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下肢の痛みでわかってきたこと
124、膝の痛み11

膝を保護する、固定する

今回は、膝を直接保護する方法について私の考えを述べます。

膝の弾性包帯固定は膝の安静を保つためのもの

 通常の包帯より厚めで伸びる包帯を弾性包帯といいます。この包帯を膝を伸ばして巻きつけることで、膝は曲がりにくくなります。巻いたままで、走ったり、激しく膝を動かすと、緩んで落ちてしまいます。弾性包帯を巻いたからには、膝を無理に曲げない、緩んでしまうほど使わないことです。安静にすることを目的に巻くのです。それに対して、はくタイプの簡単なサポーターは、運動をする時に膝をサポートするものと考えてください。サポーターをつけても膝を曲げることが出来ますし、走っても、落ちたりしません。

膝をぴったりサポートするには、サポーター類より簡単なテーピングの方がよい

 はくタイプのサポーターは、膝全体を包むだけで、膝蓋骨の下を部分的に支えたり、膝蓋骨の上に付く筋肉を部分的にサポートすることが出来ません。マジックバンドで止めるタイプや、しめるベルトが着いている装具型のサポーターは、膝蓋骨の上下などを部分的にサポートする作用がありますが、膝のサイズにぴったり来ない箇所が出てきて、動かすことで遊びが生じます。
 それに対して、皮膚に直接貼るテーピングは、膝が動いてもサポートが緩むことはありません。しっかり行えば、サポーター類よりも有利です。ただし、皮膚が弱い方はかぶれ 易く、持続的に行えない欠点があります。そのため、アンダーテープを巻くのですが、巻いていない部分にテープが当たるとかぶれることと、巻くのにさらに手間がかかるようになります。テーピングというと、専門家が行って、自分では換えられないイメージがありますが、当院では、自分自身や、家族に取り換えてもらうように簡単に行えるテーピングを行っています。

当院で行っている膝の簡易テーピング

少しでも覚えやすいように、止める方向は、縦と横方向だけにしている。

 正式なテーピングは膝の回旋(ひねり)を抑えるようにらせん状に巻きつけますが、テープを大量に使うこと、自身や、家族で換えるには、やりにくい、覚えにくいため、当院では、よりしっかり固定が必要な場合を除いては行っていません。

横方向のテーピングは、膝蓋骨のすぐ上下を抑えることが基本

 膝蓋骨のすぐ上と、すぐ下を抑えます。膝蓋骨から離れると、サポート力が落ちます。
 膝蓋骨の下側は、下腿を内旋(足先を内側に向ける方向にひねる)するように外から内に引っ張ってはります。図の _実椶鯑眄した方が前十字靭帯が緊張して膝が安定する と以前膝の大先生から教わったことをそのまま踏襲しております。膝蓋骨の上側は、逆に内から外へ側に引っ張って止めます。図の◆,海諒向が膝蓋骨に付く大腿四頭筋を緩めて、筋肉からの衝撃を抑えることが出来ます。

 縦方向のテーピングは、膝蓋骨のすぐ左右を抑えて、膝蓋骨が左右にぶれないように安定化させます。重力に逆らって、下から上へ引っ張り上げます。図の

 この二つを組み合わせると、下腿が前方向にすべることを制限できて、=前十字靭帯の機能が悪く緩んでいる状態を制限できる上、多くの方に診られる膝蓋骨周囲や、膝蓋靭帯が下腿に付いている部分の障害(オスグットシュラッテル病など)の症状を和らげることが出来ます。

 さらに、症状に応じてテーピングを加えます。
 膝が内側に入る事を制限して、=X脚になる方向を防いで、内側の靭帯などが伸びないようにするには、膝の内側の部分に縦方向にあるいは*印にテーピングを行います。逆にO脚を制限するには、外側に縦方向あるいは*印にテーピングを行います。
 後ろが痛いときは、膝の後ろの負担を軽くする、膝を伸ばすことを制限する目的で、後ろの部分に縦方向*印に固定します。

膝蓋骨の上下を抑えてサポートする最も簡易な装具は、オスグットシュラッテル病用。

 上下に短く、膝蓋骨すぐ下の靭帯を抑えるようにパッドが付いています。動きやすく、バレーボールの選手が膝にはめているタイプのサポーターです。ただし、膝が動くと遊びがあるため、しっかり固定するには、テーピングをしてそのうえにさらにこの装具を着けることが、より強力なサポートになります。

売っている、通販で手に入れられる装具も基本的には、膝蓋骨の上下を抑えている。

 マジックバンドで止めるタイプの膝のサポーターあるいは、ゴムバンドは、軽い膝の障害や痛みには、有用です。膝蓋骨の部分が開いていて、すぐ上と下を抑える形のものが多い印象です。

当院では、より強力なゴムバンド治療行っています。

 膝蓋骨のすぐ上と下を太目のゴムバンドで巻きつけます。膝蓋骨から離れると効果が落ちます。巻きつけることで、確実に膝が軽くなります。脚を着くと膝が痛い方には特に有用ですが、巻きつけていないほうの膝に比べて明らかに軽くなるため、両方同時につけるとその感覚がわからなくなります。強力なサポートになるので、靭帯損傷や半月板損傷すべてに使うことが出来ます。弾性包帯固定と、このゴムバンド固定だけでも、ある程度しっかり着けていただければ、他の装具を使うことなく、靭帯損傷や、半月板損傷の回復も見込めます。
 欠点は、まず、締め付けが強いため、長時間持続して着け続けられないことです。巻いている下の下腿の部分がむくんできたら、はずす必要があります。歩く時に楽になるので、動き回る時につけることを薦めています。
装着が慣れるまで煩雑です。マジックバンドでとめませんので、ワンタッチでは装着できません。
 脚があまりに太いと、ゴムバンドの長さが決まっているので、膝蓋骨の上あるは下のどちらかの巻きつけ回数が減って、固定力が落ちます。
使いすぎ、曲げすぎ、動きすぎると、バンドがはじけて飛んでしまいます。そのため、ある程度の安静が必要です。
| 下肢痛 | 20:52 | - | - | - | - |